めざすもの

ポンプ場における課題とご提案

ポンプ場を含む河川管理施設は、1980年前後に建設ピークがあり、この時期に約2,300ヵ所前後の施設が建設されています。右図の通り、30年以上経過している施設数合計は、全施設数の60%、10年後には約80%、20年後には約90%以上に達します。

このような老朽化が進行する中、ポンプ設備が直面する問題には、次のようなことが考えられます。

故障率の増加

機械設備における時間経過と故障率の関係を示すグラフです。

設置直後の初期に多い期間が経過すると、その後一定期間は、故障も少なく安定した傾向を示します。しかし、その後再び故障が多く発生するようになり、機器の耐用年数に対し、故障率が増加します。

その故障は…

適切な設備等のメンテナンスを確実に行うことにより減少させることができ、ポンプ設備を延命化させることが可能です。

排水能力の低下

ポンプを長期間使用していると腐食や損耗が進行します。海水が混ざっていたり、砂やゴミが多いポンプ場では、これが顕著になります。
羽根車やポンプ設備主要部品の腐食が著しく、一部に欠損がある状態では、当初の排水能力を発揮できません。

その対策として…

点検による異常の早期発見定期的な工場整備を行うことで排水能力の低下を最小限に抑えることができます。

周辺環境の変化による仕様の不一致

近年ゲリラ豪雨の多発や、ポンプ場周辺での宅地化、舗装率の増加により、流入量や流入速度が増加しております。

このように、周辺環境が大きく変化すると、既設ポンプでは排水能力不足も懸念され、複雑なポンプ起動方式では始動が間に合わなくなる可能性があります。

排水量アップ先行待機化等の機能向上を付加した改造・更新をご提案いたします。

ポンプ設備の老朽化が急速に進行しています!

クボタ機工独自の点検技術を用いて、長寿命化対策を提案します!

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