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ホーム 現場レポート 暮らしを支えるポンプの総合メンテナンス工場
KKEの現場レポート
枚方事業センター
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普段の生活ではあまり目にすることのないポンプですが、暮らしと密接に関わるところで様々な規模やタイプのポンプが活躍しています。 たとえば、浄水場から家庭へ水道水を届けたり、使った水を下水処理場に送ったりする毎日の生活に欠かせないものや、大雨の時に川が氾濫しないように水を強制的に吐き出すポンプ、万が一氾濫して浸水した時に排水するポンプなど暮らしの安全を守るためのものまで実にたくさんのポンプがあります。 こうした多様なポンプのメンテナンスを一手に引き受けているのがクボタの枚方製造所内にある枚方事業センター。 120名の所員とともにポンプの活躍を支えている統括長に話を聞きました。
ここには全国各地のポンプ場からポンプが運びこまれます。これを1台ずつ丁寧に分解して点検し、消耗品を交換したり、部品の測定を行って整備の計画を立て、部品の交換や修理をしてポンプ場に返すというのが主な仕事です。 強みはポンプの整備に必要な様々な部署が連携して、設計から製造・整備、工事まで一連の作業がこの枚方事業センターで完結できる体制を実現しているというところ。 さらに工場のすぐ隣ではクボタが新設のポンプを製造していて、この技術とも連携して共同で整備をするといった、クボタグループだからこそ提供できるサービスも可能となっています。
「ポンプを分解したとき予想以上に劣化しているなど想定外の状況でも、設計担当がその場で現物を見て判断して短時間でお客様に提案させていただくことができます。その後、必要な調達部品を調達。品質を確保してお客様に送り届けるということまでこの枚方事業センターだけでできるわけです。」
ポンプは雨の少ない季節にメンテナンスを行うケースが多く、繁忙期と閑散期の変動が大きくなります。常に品質の高い整備を行うために、こうしたオペレーションの課題に対しては、過去のデータを活用して的確なリソースの調整をするなど計画的に対策することで安定したサービスの提供を実現しています。 また、工場に搬入されたポンプだけでなく、現地でのトラブルにも柔軟に対応。暮らしの重要なインフラを担うポンプを徹底して支え続けています。
「我々の特徴といえば短納期でお客様のニーズに応えられるということです。トラブルが発生した時にもできるだけ早くその機能が回復できるように関連部門で連携してスピーディに作業ができることが強みだと思います。」
トラブルが発生してからの対処ではなく、「予防する」メンテナンスを実現する新しいデジタル技術の導入や開発にも力を入れています。
たとえば、劣化部品の状態を精密に3Dデータ化し、設計・製造時のデータと比較することで劣化の傾向などを分析する技術。最適なメンテナンスのタイミングを予測して提案やアドバイスをするなど、より精度の高いサポートサービスの提供が可能になります。 またポンプ場などの点検業務と取得データの管理をMR技術(※)の活用でよりスマートにスピーディに行う技術など様々です。 一方、繊細さが要求されるような職人的な技能も、年間数百件にのぼる実際のメンテナンス作業の中で確実に継承していく取り組みも行われています。
「生活に非常に密接に関係しているというのと、場合によっては命を守っているような機械を整備させてもらっているというところが面白さでありやりがいでもあると思います。」
近年気になる気候変動、異常気象。暮らしとポンプとの関係性は今後さらに高まっていくのではないか、とポンプ一筋の所長が語ってくれました。
※MR・・・Mixed Reality(複合現実) 現実の世界と仮想の世界を組み合わせる技術。HMD(ヘッドマウントディスプレイ)などのデバイスを通して実際の環境の中にデジタルな画像や情報を重ねて見ることができる。