社員紹介インタビュー

蛇口をひねって水が出るのは

このポンプのおかげ、と実感。

設計職・入社6年目

システム開発・運用会社から転職。水道など社会の基盤を見えないところで支えている様々なポンプの整備を担当しています。新しいことにチャレンジもできる心地よい環境で好きな機械に直接関わることができる仕事。「中堅」としての責任も実感しています。

機械への憧れを再び

入社のきっかけを教えてください

大学で機械系を専攻していたので、前職ではハードウェアに関わりたいと考えて入社しましたが、配属でシステム開発や運用業務を担当していました。
3年が経ったころ、やはりハードウェアに直接触れる仕事がしたいと考えるようになり、エージェントを通じて当社を知りました。ポンプなど生活を支える基盤となる製品を扱っているのがとても面白そうだと感じて志望しました。

 

入社時の不安は?

大学では機械工学を専攻していたのですが入社前にポンプの知識はほとんどなかったので、仕事についていけるかという心配は少しありました。
入社初日は軽く会社の説明を聞いて、2日目からはポンプの基礎知識についての研修と平行して簡単な部品の手配を任されました。工場で整備を行う案件は入社から半年ぐらいで初めてひとつ任せてもらいました。

ポンプを蘇らせる設計

業務の内容を教えてください

私の所属する部署ではクボタが納めたポンプにおける見積書の作成、部品の手配指示書の作成を行っています。他にも、工場で整備を行う案件については、工場の分解・組立現場に向けた作業指示書の作成、整備結果の報告書の作成も行っています。
見積書の作成では、クボタが納入した当時の情報を基に、営業担当からの依頼に沿った交換部品の選定をしながら見積書を作成します。部品の手配では、部品図面の用意や手配指示書を作成します。現場に向けた作業指示書の作成では、お客様の仕様書に対して必要な整備が出来るよう、過不足なく、かつ、分かりやすいように情報を整理して作業指示書を作成することを心掛けています。
工場での整備が完了したら、最終的な報告書を作成して案件が終了となります。
他部門との連携が多く、責任を感じる機会も多いため、案件が無事に終わると、非常に安心した気持ちになります。

努力したことなどありますか?

工場の分解・組立現場にはよく行くようにしています。先輩に「現場と顔なじみになると仕事も進めやすいよ」とアドバイスを頂いたので、最初の内は先輩が現場に行く際は一緒についていき、現場の人に顔を覚えてもらうようにしていました。工場での整備案件を任されるようになってからは、一人でも現場に行き、いろんな人に話を聞きながら整備を進めたのは頑張った点、意識した点だと思います。

この仕事が生活基盤を支えている

仕事の魅力・やりがいを教えてください

生活基盤に深く関わる「ポンプ」を整備していることに、誇らしさを感じています。人々の生活に貢献している実感が持てる仕事です。友人と話すときに、「蛇口をひねって水が出るのは、俺のおかげやで!」と冗談交じりに自慢することもあります。

成長できている実感はありますか?

所属している部署内でも中堅と言う立場になってきたので、後輩から「こういう不具合が見られました。工場の分解・組立現場からこう言われたんですけど、どうすればいいですか。」というような相談を受ける機会が増えてきました。その際に「とりあえずこれ見て、これ確認して、営業さんにこういう提案しようか」というような回答が出来た時に、成長を実感します。

今後の目標

ポンプには水中ポンプ、立型ポンプ、横型ポンプなど、非常に多くの種類がありますが、これからも様々なポンプの知識を身につけ、ノウハウを積み重ねていきたいです。
他にも、CADの知識を身につけたいと考えています。普段の業務では基本的にクボタが作成した図面を使用して部品の手配などを行っていますが、整備の際に最新構造への変更を提案することがあります。現状、図面の作成は業者へ依頼していますが、簡単な図面なら自分で作成できるようになりたいと思っています。

休暇、メリハリ、チャレンジ

働き方についてどう感じていますか?

台風が多い時期(7月~10月)は、現地のポンプは稼働中な事が多いため、工場は閑散期となります。それ以外の時期、特に11月から年度末の3月までが繁忙期なので、メリハリをもって仕事ができていると思います。
また、休暇をしっかりとれる、というのも特徴です。
1人で完結する業務ではないということもあり、 大型連休や年末年始などは会社全体で休暇の取得を推奨しているため、余程の事情がない限りは安心して休暇を取得できる環境です。

職場の雰囲気はどうですか?

入社する時に一番不安だったのは人間関係でした。でも、実際は入社初日から皆さんが楽しそうに会話をしながら仕事しているのをみて、不安はすぐになくなりました。職場の雰囲気はとても良いです。
仕事の真面目な相談をすると、一旦手を止めて話を聞いてくれますし、日常では他愛のない雑談もよくしています。

チャレンジできる環境はありますか?

業務の改善活動は意欲的に取り組んでいるように感じます。また、新しい技術についてのチャレンジも可能な環境だと思います。例えば、『3D計測による劣化診断』は先輩が発案したもので、更なる発展が期待されている活動です。
私もこの活動に参加し、先輩といろいろ話しをしながら、現地へ行ったり、報告書をまとめたりしています。この先輩は自分なりの考え方がしっかりしていて、多くの事を学べています。

メッセージ

ポンプの修理は、お客様のご要望や状況によって対応が変わるため、実は明確な正解があまりありません。
入社して間もない頃は“先輩の言うことは絶対正しい”という風に考えていたのですが、今になって思うと先輩たちも試行錯誤しながら自分なりの考えをもって仕事を進めてきたのだと気づきました。
だからこそ、新しく入る方には“まずは自分の意見を持ってやってみる”ことを大事にしてほしいと思います。失敗してもそれが経験になりますし、成功すれば自信につながりますから。