高卒|維持管理職

オンライン座談会#01
cross talk
日本各地の環境プラントから クロストーク!

実は面白い!
環境プラントの仕事

採用担当

こんにちは。
クボタ環境エンジニアリングでは、水循環・資源循環に関わる環境プラントの設計から施工、運転やメンテナンスまで行っており、運転管理をしているプラントは日本全国に150ヶ所以上あります。
その中から今日は、青森、埼玉、奈良、島根の事業所からオンラインで参加してもらいました。

Q.1

環境プラントってどんなところ?

採用担当
早速ですが、環境プラントは水道や下水、ごみなど毎日の生活と深い関わりがありますが、実際にどんなところで、何をやっているのか教えてもらえますか。
千葉

私が勤務する施設では燃えるごみを焼却していて、発生した熱は隣の温水プールを温めるのに利用しています。

焼却炉の温度や
燃やすごみの量を
モニターを見て調整します

仕事は機器や設備の点検、掃除をしたり、焼却炉の運転は、炉の温度や燃やすごみの量をモニターを見ながら操作します。
一番好きなのは機械の解体です。
機械がどんな仕組みで動いてるのか、内部の構造を見るのが好きなので。

田中

私が勤務する施設では、粗大ごみをリサイクルできるものとできないものに分け、できないものは細かく砕いて選別・分類しています。

リサイクルできない粗大ごみを
機械で細かく砕いて
分類しています

作業は 機械が電力を使いすぎたり異常がないか等の点検作業やメンテナンス、清掃ですが、メインは粗大ごみ処理施設の立ち上げと運転です。
モニター越しですが、実際にごみが破砕機でどんどん細かくなって、分類されていく様子が面白いです。

岡村

私が勤務する施設では、地域の家庭から搬入された、し尿浄化槽汚泥を薬品や微生物の働きを利用して綺麗にして河川に放流しています。
微生物の中には酸素が好きなものやそうでないものがいて、与える空気の量などを調整します。

家庭から出たし尿などを
薬品や微生物の力で
きれいにして川に戻します

好きな作業は水質分析です。
試験管やピペットを使っての作業は学生時代の理科の実験のようで面白いです。

宮崎

私が勤務する施設は島根県にあるし尿処理場です。
搬入物は最初に固形物を取り除き、液体は微生物の力で綺麗にしてからろ過して放流します。
それ以外の固形物は脱水して焼却します。

いろいろな機械の
点検や清掃などの作業で
構造を見たり知ったりできます

私の担当は脱水機の運転、点検や整備、清掃、オイル交換などです。
機械が好きなので、機械のベルト交換や中を掃除する時に構造を見るのがとてもおもしろいと感じます。
特にポンプはいろいろな種類があって、ポンプごとに違う水の送り方をするのが興味深いです。

Q.2

環境プラントのここが面白い!

採用担当
どの施設の運転管理も地域の暮らしにとって大事な仕事ですが、面白いこともいろいろありそうですね。

岡村

私の事業所では脱水、水処理、水質分析という3つの業務が経験できてとても勉強になります
特に、水処理では水質も機械も見ているので勉強になります。

田中

磁石に反応しないアルミを選別できる機械が興味深いです。
ドラムを高速で回転させると表面に磁界が発生してアルミニウムが通過すると跳ね飛ばされる。
この仕組みを知り理解が深まると、他の設備にもどんどん興味を持つようになりました

宮崎

ちょっと前に水の汚れを測る新しい機械が導入されました。
圧力鍋と似た原理の面白い構造の機械で早く使ってみたいなとわくわくしています。

千葉

焼却炉の操作が面白いです。
どんなごみを燃やすのか、どう操作するのかによって燃え方が変わるので、燃え方も毎日違います。

Q.3

運転管理という仕事のヤリガイは?

岡村

決められた業務をするだけでなく自分で考えて工夫できるのでやりがいを感じます。
また、搬入物に合わせて処理の設定がうまくいったときの達成感があります。

宮崎

コミュニケーションをとりながらチームで問題を解決したり、目的を達成したときに、みんなで喜びを分かち合える瞬間が楽しいと感じます。

千葉

大切なインフラの運転管理を任されているので、生活を支えていることに魅力を感じます。

田中

やっぱり地域貢献ができるというところは魅力だと感じています
生活していく上でごみは必ず出るので、誰かが処理しなければいけないですし。

Q.4

それぞれの地域とどんな関わりがありますか?

採用担当
普段は目に見えにくい仕事かもしれませんが、やりがいや面白さをしっかり見つけているんですね。
環境プラントは北から南まで全国各地にありますが、地域との関わりをどんなところで感じていますか。
田中

この地域は人口とともにごみの量も増え、中には分別が不十分なごみがあることも。
特にリチウムイオン電池の発熱や発火への対策は工夫しています。
この地域の生活のためにごみ処理を止めることはできません

宮崎

この施設のすぐ裏が海で、釣りを楽しむ方が敷地内を通ることがあって、ちょっと珍しい光景だと思います。
私も釣りが好きなので「きれいに処理して放流する」ことで、この海に貢献している実感があります。

千葉

青森は雪かきが大変です。夜に積もると朝から除雪作業です。
また、周囲にりんご農家が多く、りんごの木や落ちたりんごが持ち込まれて、そのまま燃やすと焼却炉の温度が上がらなくなり、乾燥させたりする手間がかかり大変です。
でも、こうして地域の農家のみなさんを支えることができていると思います。

岡村

奈良県には歴史的な文化遺産が多いので、臭気や汚染の対策や、地域環境との調和を大切にしています。
景観を損なわないよう定期的に草刈りなどしてます。
また、処理物を綺麗にして放流することで、川の魚や微生物の暮らしを守るという責任もあります。

Q.5

志望の動機と入社の理由は?

採用担当
環境プラントの仕事は地域・地元の暮らしを支えているだけでなく、川や海、その先の地球環境にも関わる仕事ということなんですね。
ところで、みなさんはどうしてこの仕事を選んだのですか?
千葉

志望動機は地元で就職したかったのと、クボタグループで安定していること。
また、3年間は地元の事業所で教育を受けられる点にも魅力を感じ、志望理由の一つとなりました。

田中

地域社会に貢献したいと考えたからです。
ごみの焼却だけでなく、水やし尿の処理など様々な方法で地域社会に貢献できる。福利厚生が充実している点も魅力でした。

岡村

高校で見つけたパンフレットにあった「運転管理」という仕事に興味を持ちました。
実際に事業所を見学して、いろいろなことができそうだなと思い、入社を決めました。

宮崎

きっかけは高校の先生に教えていただいたことです。
福利厚生も良く、地域に貢献できる点が魅力で志望しました。

Q.6

仕事はどうやって身につけましたか?

田中

メモをとって、わかるまで質問して覚えました。上司や先輩が優しく教えてくれて、安心して学べました。
「仕事を覚えるのが早いね」と言ってもらえたことが嬉しかったです。
ミスをして叱られても先輩がフォローしてくれたことが印象に残っています。

千葉

私もメモを取り、先輩を見て質問もするようにしていました。
たくさん話しかけてくれ、たくさん笑わせてくれる先輩もいて、働きやすい環境です。

岡村

メモを自分用のマニュアルにまとめて繰り返し作業することで仕事を覚えました。
入社したての頃は毎日緊張しっぱなしでしたが、ボーリング大会をきっかけに緊張もほぐれました。
上司も先輩も優しく話がしやすい職場です。

宮崎

わからないことはすぐに先輩に聞くようにして覚えました。
ご飯に誘ってもらえたりと気さくで優しい先輩が多くて、仕事もプライベートも話しやすい雰囲気だったので聞きやすかったです。

採用担当

ところで、夜勤についてはどのように感じていますか?

田中

夜勤の時は人数が少ないので、トラブルが起きた時は対応することが多くなります。
その分、仕事を教えて覚えるチャンスが多くなることがメリットだと思いました。

千葉

夜勤をすると、代わりに平日が休みになるので、その時間に資格の勉強などができるのはメリットだと思います。

Q.7

プライベートは充実していますか?

田中

夏はマラソン、冬はスノーボードを職場の同じ趣味の先輩方と一緒に楽しんでます。

千葉

休日には外食をしたり、遠出してショッピングをしたりします。
最近は体を動かすのにはまっていて、サイクリングもしています。

岡村

休日には友達と買い物やご飯に行ったり、連休を利用して旅行に行ったりもしました。
有給も取りやすいので、3連休の後にもう1日お休みをいただいたりもしています。

宮崎

バトミントンやバレー、トレーニングジムなどで平日も体を動かしています。
休日はキャンプや、運転も好きなのでドライブなど外に出ることが多いです。

Q.8

後輩にどんなことを教えてあげたいですか?

田中

1日の仕事の流れを教えてあげたいです。
実際にやり方を見せて、その作業をする理由も説明しながら教えてあげたいです。

千葉

焼却施設の仕組みと、私が入社したときにまず教えてもらった点検作業も教えてあげたいです。

岡村

まずは基礎となる処理の流れ。
そこから分析・脱水・水処理へと業務内容の理解を深める手助けをしたいです。

宮崎

一番最初の挨拶から教えてあげたいです。
それから具体的な仕事を教えてあげられたらと思います。

採用担当

なかなか目に見えにくい仕事ですけれども大事なインフラを支えるやりがいのある仕事だということを伝えることができましたでしょうか。
みなさん今日はどうもありがとうございました。
日本全国の環境プラントにはまだまだたくさんの仲間がいます。機会があったら今度はネット越しではなく実際に会いたいですね。
それではまた!

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