きっかけは安全実現への思い
人・施設・計画をしっかりと見守る

入社5年|安全衛生推進部
前職での経験から安全管理に興味を持ち、転職活動をして入社しました。現在は主に環境プラントの運転管理を行う事業所の安全管理業務を行っています。安全をただの机上のプランにせず、実際に効果を上げるためには、現場の方との相互理解が重要だということを先輩から受け継ぎました。
文字通り「安全」を実現する仕事
安全管理というのはどんな仕事ですか?
職場で働く人々の健康と安全を確保するための仕事です。具体的には、リスクアセスメントや再発防止対策の策定、従業員への安全教育、法令遵守の確認などが含まれます。職場環境の改善や安全文化の醸成を通じて、働く人々が安心して業務に従事できるよう努めています。

安全管理業務の目的は何ですか?
労働災害をなくすことです。クボタグループでは、災害のランクをA、B、 Cの三つのランクに分けて、特に重大な災害につながるリスクの高い災害を「A種災害」と位置付けています。この「A種災害」をゼロにすることを大きな目標として掲げ、その実現のために様々な安全活動を行っています。
具体的にはどんな取り組みをしていますか?
私は環境プラントの運転管理を行う維持管理事業所を担当しています。現場に赴いて安全パトロールを行い、不安全な箇所がないか、作業手順書通りに作業がされているかなどを確認し、必要に応じて是正指導・改善提案を行います。
既存の設備において危険な作業を強いられている場合は、リスクアセスメントを行い、設備的なリスク低減対策を実行する「重大リスク低減対策」という取り組みがあり、その事務局も担当しています。
また、現場で働く方に対して、法令で定められた特別教育、危険予知活動などについての安全教育も行います。
その他、社内の事故事例や交通事故の事例、法改正などの情報伝達を行う安全品質連絡会議の事務局を担当しています。
工事の安全担当者は、工事前に施工審査会を開いてルールに則った施工計画になっているか、安全に施工可能か確認を行い、事前にリスクを抽出するとともに、現場での安全パトロールを実施します。

労災ゼロを目指す業務の魅力

志望の動機を教えてください
前職では設備の老朽化に加えて危険な業務が非常に多く、労働災害を実際に間近で体験したこともあって、安全担当という職種に興味を持ちました。
ちょうどその頃、安全衛生管理のポジションを募集していたので応募しました。
調べていく中で、人々の生活を支える環境プラントを建設から運転まで手掛けている会社だということを知り、働く方々の安全な職場づくりに貢献することで、自分も間接的に人々の生活を支える仕事に携われるかもしれない、という思いもありました。
仕事はどのようにして身につけましたか?
先輩の安全パトロールに同行し、どういうところを見なければいけないかを勉強させてもらいました。また、外部教育を受講する機会があり、特別教育の講師資格を取得するなどして知識を身につけました。
入社当初は法令やルールが守られていない箇所を指摘して是正してもらえばいいと考えていましたが、先輩と現場を回る中で、一方的に指摘、指導するだけではダメで、現場の事情や考えをちゃんと聞いて一緒に考えることが大切だと学びました。
この仕事の面白さは?
不安全な箇所を改善して、現場の方から「安心して作業できるようになった」という言葉をいただいたときにやりがいを感じます。
現場の方と一緒に考えた安全対策が実施され、安全かつ作業性も向上できたときは非常に嬉しいです。
現場とのコミュニケーションが大事
日々の業務の様子は?
出張で事業所を訪問する日は、現場での安全パトロールを実施しています。不安全な箇所がないか、作業手順書どおりに作業が行われているか、また法令や社内ルールに則った事業所運営がされているかを確認し、不足している点があれば指摘を行います。
出張のない日は、安全対策に関する予実管理や、会議資料、事業所訪問後の報告書作成など、デスクワークを中心に行っています。
どちらかと言うと現場へ行くのが好きですね。やはり現場の人と会話をして、何かを一緒に考えて、実際にアクションしてみるのが面白いです。ひと月に6~8事業所ぐらい訪問しています。

嬉しかったエピソードを教えてください
入社して間もない頃、私はまだ20代で、安全管理の仕事は年配の方が多かったため、なかなか信頼を得られていないと感じていました。
そんな中、とある事業所から、過去に災害が発生して安全対策を実施したが、本質的な対策になっておらず、危険が残っていると相談を受けました。
そこで私が設計部門との仲介役となって相談を重ね、結果的に非常にシンプルな方法で、リスク低減効果が非常に高い対策ができました。そのことが一気に信頼を得るきっかけとなり、感謝の言葉をいただいたときはとても嬉しかったです。
今後取り組んで行きたいことは?
安全に関係する法令やルールなどの知識が非常に大事になる職種なので、安全衛生の専門性を高める知識を増やして、現場からより信頼される存在になりたいと思っています。また、いずれは工事の安全管理も勉強したいと思っています。工事の元請けとして協力会社をまとめるというのは維持管理事業所の安全管理と別物なので、学びも多いはずだと感じています。
仕事の環境・暮らしのバランス
働く環境、雰囲気はいかがですか?
わからないことがあったら聞きやすい雰囲気があると思います。 同じ安全の部内でもいろいろな経験をされてきた方が集まっていて、皆さん得意分野をお持ちですので、相談内容に応じてそれぞれ質問して答えていただいています。
定期的なミーティングでも自由に発言できるような雰囲気を大切にしていると思います。
働き方、福利厚生については?
福利厚生では、出張の宿泊費が定額支給されており、昨今の物価上昇に伴って支給額が増額されたのはありがたいです。
休暇や連休も取りやすく、残業も少ないと思います。将来的には育児休暇なども利用したいと考えています。休みの日は宅トレで体を動かしたり趣味の野球観戦でリフレッシュしています。
メッセージ
当社は環境プラントの設計、建設から運転、メンテナンスまでいろいろな立場や職種の人がいて、刺激的で面白い会社です。
前職で経験した知識や能力をそれぞれの得意分野で存分に生かす環境が整っていると感じています。
安全衛生という分野で職場の安全と社員の健康に貢献しながら、人々の暮らしを支える事業を展開している当社の発展にも寄与できるのではないかと思います。
