キャリア採用|維持管理職

オンライン座談会#02
cross talk
日本各地の環境プラントから クロストーク!

環境プラントの
運転管理は奥が深い!

採用担当

こんにちは。クボタ環境エンジニアリングは水と資源の循環を支える環境プラントに関わる仕事をしていますが、今日は青森、千葉、大阪、宮崎にあるプラントから4名の社員の方に参加をしてもらい、環境プラントの運転管理について話を伺いたいと思います。

Q.1

環境プラントってどんなところ?

採用担当
まずどんな環境プラントで仕事をしているのか教えていただけますか。 
山田

ここは浄水場で、近くの川から水を取り入れ綺麗にして市内各所へ水道水として送っています。

川の水をきれいにして
水道水として送り出しています。

主な仕事は、場内の巡回点検、モニターを見ながら運転監視、それから簡単な保全作業です。また、副所長として所長業務の補佐などを行っています。

小室

私が勤務しているのは下水処理場で、家庭などから出た水をきれいに処理して河川へ戻しています。
ここでは「高度処理」と呼ばれる処理方式が採用され、非常に厳しい管理基準が設けられています。

家庭などから出た下水を
安全な水質に処理して
河川へ放流しています。

私は運転監視業務がメインで、運転副主任として運転指針を作成したり、20名を超える運転班のマネジメント業務などをしています。
(高度処理:通常の処理に加え、窒素やリンなどをより厳しく除去する高度な水処理技術)

高橋

私が勤務しているのは一般ごみを焼却する施設で、発生する熱で発電もして地域に貢献しています。
私は運転班としてごみを燃やすための大きな設備などに異常がないか点検する作業などをしています。

暮らしの中で出る
一般ごみを焼却する
施設の運転管理です。

他にも大きな部品を取り外して整備をする整備班、ごみを砕く設備の点検・管理を行う破砕班があります。
全部で50人くらいですが、日勤、夜勤に別れるので常駐しているのは20名程度です。

河野

私が働いてるのはごみの焼却で出た灰や持ち込まれたコンクリートなどを埋め立てる最終処分場と、そこから出る水を綺麗にする水処理の施設です。

ごみを焼却して
残った灰などを
埋め立てる施設です。

この施設では所長ほか、水処理の方で3人と、最終処分場の方で3人です。

Q.2

環境プラントの面白いところ、難しいところ

採用担当

当社は全国の様々な環境プラントと関わり、業務も機械・電気・化学・生物など幅広い分野に渡りますが、実際の面白さや難しさについて教えてください。

山田

やっぱり、濁った水が最終的に驚くほど綺麗になることが今でも不思議というか、面白いですね。
台風などで河川が濁る時には、水道水に影響が出ないように急いで作業をしなければならず、難しさを感じることもあります。

小室

汚れた水がきれいになって川に戻るのを初めて見たとき、本当に感動しました。
「自分は今、環境に貢献してるんだな」と実感できるのがこの仕事の面白さだと思います。
とはいえ、厳格な水質基準については、日々緊張感もあります。

高橋

普段の生活では扱えないようなとても大きな機械を操作できることに魅力を感じています。
先日、大きなクレーンを操作する資格を取得しました。一見UFOキャッチャーのようですが、実は奥が深いです。

河野

汚れた水がどんどん綺麗になっていくのは見ていて面白いし、すごいなと思います。
入社する時に臭いのことは少し心配でしたが、思ったほどではなく安心しました。

Q.3

仕事の覚え方、始め方

採用担当
全く違う職種から転職された方も多いかと思いますが、入社後に1から仕事を覚えたという感じですか。 
山田

はい。入社後は先輩方からのOJT教育が中心でした。
その他にも特別教育や特別講習、知識を深めるための資格取得にチャレンジしています。
どちらも費用は会社が負担してくれます。 

小室

前職は小売業だったので最初は不安もありました。現場の主任が丁寧に指導してくれたおかげで、基本から学ぶことができました。
現在はマネジメント業務を担当しており、前職で培った「人をまとめる力」や「チームで動く経験」が役立っていると思います。

高橋

私も先輩のOJTでひとつづつ教えていただきました。
資格取得のときも先輩がその経験を共有してくれ、スムーズに準備できました。
また、この現場が常に学べる環境で、自然と知識が身についていくような気がします。

河野

みなさんと同様に先輩方から1から教えてもらったり、実際に作業させてもらいながら、いろいろな経験を積むことができました。

採用担当

みなさん現場で教育を受けて成長されたということですね。
ほかにも様々な研修制度がありますが参加されたことありますか。

全員

はい!

Q.4

志望動機・入社の理由は?

採用担当
ここからは「毎日の仕事で自分を生かす」というテーマでお話をしていきたいと思います。
まず、志望動機や入社を決めた理由について教えてください。
河野

実家が自然豊かな田舎だったので、汚れている川を目にして「自然を守りたいな」と感じていました。
また、父がごみ処理やリサイクルに関わる仕事をしていたので、私も環境に貢献できたらと思ってこの仕事を選びました。

山田

前職は自衛官でした。海外派遣に行った時に部隊が川の泥水をきれいにして現地の人に配っていたのですが、その様子を見て、水の大切さを実感し、水に関わる仕事にやりがいを感じるのではと思って入社しました。

高橋

以前は飲食業でマネジメントをしていましたが、結婚して娘が生まれ、仕事とプライベートの両立や将来の安定を考えるようになり、自分の武器となるスキルを身につけたいと思いました。
色々探した末に、将来を見据えたキャリアアップを目指して、入社を決めました。

小室

前職は小売業でしたが、まったく違う仕事に挑戦してみたいという思いがありました。
漠然と、「社会の役に立つ仕事がしたいな」と思っていたのですが、転職サイトでこの会社を見つけました。
プライベートとの両立もしやすそうだったので、「挑戦してみよう」という気持ちになりました。

Q.5

入社後に感じたギャップは?

河野

入社前は「女性が少ないけど大丈夫?」と周囲に心配されましたが、実際は男女に関係なく平等に接してもらえました。
たとえば小柄な私でも作業しやすいように脚立を用意していただき、作業のし易さなども積極的に考えてもらえるのでとても働きやすいです。

山田

現場作業が初めてだったので工具の名前や使い方を覚えるのが大変だったことです。でも先輩方が丁寧に教えてくれて助かりました。
日勤・夜勤の生活リズムにも最初は戸惑いましたが、数ヶ月で慣れることができました。先輩がコツを教えてくれたので。

小室

いい意味で、思っていた以上にコミュニケーション力や責任感が求められる仕事だと感じました。
ここでは水処理・汚泥処理・焼却の3つの業務すべてを運転班が見ているので、連携やチーム力がとても大切です。
その分、仲間と支え合いながら働くやりがいも大きいと実感しています。

高橋

休日が多く残業も少ない、資格取得の支援も手厚い点に、前職との大きなギャップを感じました。
また、「競争」というより「協力」して支え合って仕事を進めていく雰囲気にも驚きました。

Q.6

社会貢献、やりがいを感じるときは?

採用担当
ありがとうございます。事業所の規模は様々かもしれませんけれども、チームで協力し合いながら成果を生み出す仕事なんですね。そんな仕事のやりがいを教えてください。
河野

転職してこの事業に来てからの期間はまだ長くありませんが、できることも増えていて、それをちゃんと評価してもらえるのがとてもやりがいになっています。
ごみを適切に処理して環境を守ることの大切さも実感できています。

山田

最近、道路が陥没して断水したというニュースをよく見ますが、やっぱり水はライフラインですので、地域の方々の健康と安全に貢献してるんだなと実感すると同時にやりがいを感じますね。
それから、施設を見学に来た方が「浄水場の水の方がミネラルウォーターよりおいしい」と言ってくれた時は、本当にうれしかったですね。

高橋

子供に「お父さんはどんな仕事をしてるの」と聞かれて自慢できるものがいいなと思っていました。 
実際にこの仕事に就くことができ、地域の方の「清潔で住みよい環境作り」に貢献することができ、やりがいを感じています。
お客様や見学の小学生などのみなさんからありがとうという言葉をいただいたときには嬉しく思います。

小室

入ってくる水が出て行く頃には非常に綺麗になっていて、そこに自分のやった成果が色濃く反映されるところが一つのやりがいなのかなと思います。
また私は、運転管理のほかに採用のための高校訪問業務等でインターンシップの計画や職場見学などを行っているのですが、その際に学校関係者や、参加された生徒さんからお礼状や感謝の言葉を聞くと非常にやりがいになって、やっててよかったなと感じます。

Q.7

1日の仕事、働き方は?

採用担当
普段の1日はどのように仕事をしていますか?
河野

私が勤務する施設ではいろんな種類の槽があって、それぞれ数値などをみる機械などが付いています。
基本的にはこれらの日常点検で薬品の減り具合を確認したり、水質の確認、清掃整備などを行っています。

山田

まず出勤したら引き継ぎを受け、水質や異常の有無を確認します。
そのあと当日の作業内容の確認、作業人員の配置を行います。 次に、点検巡回をして報告書を作成します。場内は広く、1日1万歩ぐらい歩きます。

高橋

朝礼の後、数人で手分けをして点検業務を行います。 その後は定期的な清掃です。 
午後は曜日ごとに異なる点検作業を行い、最後にクレーンなどの設備を安全に引き継ぐための点検を再度行い、日報等を作成します。
日によっては終日運転操作をしたり、他班のサポートをすることもあります。

小室

私の主な作業は書類の作成や確認などですが、通常の運転業務を行うこともあります。
午後は運転班の作業の進捗を確認、業者への対応のほか流動的です。 
運転主任としては、関係する方々とコミュニケーションをとり、業務が滞りなく円滑に進むように調整することがメインの仕事です。

採用担当

残業や夜勤などについてはどうですか。

高橋

日勤は20人以上、夜勤も5〜6人で動く体制なので、誰かの急なお休みなどにも無理なく対応できる環境です。
夜勤には慣れますね。
施設は24時間体制ですが、特別なことがない限り残業はほとんどありません。

河野

夜勤はありませんが、土曜日出勤がありその場合は代わりに平日に休みが入るようになってます。
残業もほとんどありません。

山田

日勤と夜勤があって、1日目が日勤、2日目が夜勤入り、3日目が夜勤明け、その次の4日目が休みとなります。
残業は施設の異常対応時以外は基本的にありません。
あってもひと月に1時間から2時間程度だと思います。

小室

今は夜勤はないのですが経験はあります。慣れるまで少し大変でしたが、平日が休みになるのでいろいろ有効活用することができたのはよかったです。 
一般的な維持管理の職員の方々はほぼ残業はないと思います。
役職のある方や特殊な業務をやってる方は少しありますが、私の場合は平均すると月に5から10時間程度です。 

Q.8

職場の雰囲気は?

採用担当
職場の雰囲気についてお伺いしていきたいと思います。 
河野

働きやすいです。仕事上で困ったことがあってもすぐに対応していただけるので。
年齢がバラバラなのですが、みなさん優しいです。
休憩時間にはプライベートや趣味の話など、いろんなお話ができる方がいるのでとても過ごしやすいです。

山田

ここでは20代から60代の世代の違う方とのコミュニケーションで学ぶことが大変多く、楽しい雰囲気で仕事ができる風通しの良い職場だと感じます。 
私は人見知りが激しいほうなのですが、先輩が気を遣って話しかけてくれて、良い関係を築けていると思います。

高橋

私の勤務する事業所も10代から60代のやさしくて真面目な方が多いと思います。
協力会社の方も多いので、率先して動く、声をかける、元気に挨拶するようにしいます。
カラオケに行くこともあって、良いコミュニケーションができていると思います。

小室

ここは新設の事業所なのですが、スタート時は転職の方や、この業界未経験という方が約7、8割を占めている状況でした。
協力会社の方々も含めて人数がとても多い職場で年齢差もありますが、人間関係は良好だと思います。
食事会やボーリング大会などで親睦を深めて仲良くやってるイメージですね。

Q.9

暮らしとのバランスは?福利厚生は?

採用担当
実際に働いてみて、ライフワークバランスや福利厚生についてはいかがでしょうか。
河野

資格取得手当があって取りやすいので良いと思います。
入社後に重機建設車両系を取得し、玉掛けの講習に行ったり、危険物の資格試験の勉強もしています。
業務内容と時間管理がされていて、残業も少ないので働きやすいですし、お休みも取得しやすいです。

山田

最近は好きなバンドのライブに出かけることが多く、最大のストレスの発散になってます。
楽しんだ充実感が仕事への活力となってとてもいいサイクルで動けています。そのための有給休暇も取得しやすいです。
福利厚生は資格取得手当がありますので、自分の頑張りで給料も上がるのは魅力で、モチベーションアップに繋がってます。

高橋

転職後は仕事と生活のバランスがよくなり、家族との時間を優先し、有給休暇で旅行したりしています。
おかげで学校行事にも全て参加できています。
福利厚生もかなり充実していて、 家族手当、通勤交通費、食事手当など、安心して働ける環境になってます。
事業所で開催されるボーリング大会も絆を深める機会になっていると思います。

小室

前職と比べると残業がかなり減って、プライベートな時間がだいぶ確保できるようになりました。
それから、労働組合がよく機能してる印象があります。
希望の聞き取りや賃上げの交渉など、職場や従業員にとってプラスになることが盛んに行われている印象があります。 

Q.10

この会社でチャレンジするべき理由は?

採用担当
では最後に、クボタ環境エンジニアリングでチャレンジすべき理由をお伺いしたいです。
河野

こういう仕事の経験がなかったので不安はあったのですが、しっかり勉強できる場所も整っていますし、相談にも乗ってくれる。
自分のペースでちゃんとスキルアップできる土台ができてるのがいいなと思います。

山田

私は2度転職していますが、教育や人材育成制度が充実していて、未経験者でもやる気さえあれば、成長することができる会社だと思います。
多彩な福利厚生など将来的にも安心して働ける環境もあると考えます。

高橋

株式会社クボタの子会社で社会の信頼や信用があります
また様々な制度や手当も充実していて、ゼロからでもしっかりステップを踏んでキャリアアップも図れる環境で、少しでも魅力を感じた方は臆することなくチャレンジすべきだと思います。

小室

最初は誰でも未経験。みなさんが言っていたとおり、やる気さえあれば、資格取得の支援もありますし、頼れる先輩や会社のサポートもあります。
少しでも興味があれば、ぜひチャレンジしてみてほしいです。お待ちしています!

採用担当

転職を考えている方にとっては皆さんのお話がとても参考になりそうですね。
今日はどうもありがとうございました。

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